FACE TO FACE

ayatamama

2010年03月25日 21:18

頭隠して
★隠さず



















 











「これほしいんだけど。」

“てれびくん”を見せられて、珍しく懸賞に応募した

中学校時代、懸賞マニア一家の友人宅で手伝わされた
懸賞はがき制作を思い出して、丁寧に必要事項記入

ド派手に色を塗ってオリジナリティーを出し、
仕上げに、全体にインクの出なくなったボールペンで
グリグリ書いて手触りを良くする、といったマニアックな作業

結果、みごと当選!

てれびくん
限定
なりきり
翔太郎T”









超うれしい
そうです

















なりきり翔太郎

熱が下がると今度は耳が痛いとぐずり、のち泣き叫び、
全員道連れでAM5時起床だった、連休初日

軽めの中耳炎だったが、大量の耳くそを取ったら
落ち着きを取り戻し、実家行きを決行

電車内、大人しいのはいいが薄目で一点を見つめたまま

問いかけにも応答なし

実家に着いても目は据わったまま、返事しない

ご飯食べない

わこはわこで、いつ頃からかずっと
ろくにご飯を食べずにお菓子を要求

さらに、家でも外でも「だっこ!」しかも「たって!」

スパルタ赤ちゃん返り

 









ここ最近、ご飯時のマナーやすぐめそめそ泣くこと、
飲んだ薬を吐き出すことなどが原因で
けんさんにいつも怒られていたあやた

私は私で怒ることも当然あるけど、けんさんが感情のままに
怒鳴りつけたりするのを見るのは嫌で、かばってしまう

どちらかが怒っているときは、
どちらかは黙ってるのがルールだった、が

けん怒る→けんの怒り方に、私怒る→俺に怒るなと、けん怒る
→夫婦喧嘩に発展の悪循環

彼は彼で、あやたのことで悩んでた

ちょうどあった区の児童心理相談で、保健士さんに
あやたの「どもり」は、怒られることの恐怖や緊張が原因

(自分から自分のことを話すときだけ、どもりやすい)

怒り過ぎではないかと指摘される

3歳児相手に本気で怒ってはいけない

怒るのと、叱る・教える・さとすとは違うと…

 











 









実家では、わこがまた熱をぶり返す

続いて私も発熱

私は熱だけは滅多に出ないのに、
連日の夜泣き対応による寝不足が祟ってた

寝るとき、私の両サイドで布団の引っ張り合い&
私の顔を自分の方に向かせる戦いが白熱化

寝たと思ったら夜泣き合戦

何をしても泣き止まないので、その都度疲れて落ちるまで付き合う

朝になると、抱っこ一番乗り争い&私の膝の上のポジション争いで
叩き合い引っかき合い、号泣

おじいさんおばあさんドン引き
 
 











 









みっちゃんが、お昼は2人で
ラーメン食べに行っておいでと言ってくれた

今だ!と言うタイミングにまだパジャマだった私

けんさんに、そのまま出ろ!誰も見てない!と言われ

完全にネグリジェ風パジャマでラーメン屋へ

今どき、ヤンキーでもお水でもやらなそう

それはいいとして、やっと会話が中断することなく
2人でゆっくり話せる機会が出来た

 









ここ最近のあやたの態度の悪さは、
風邪のせいもあったかもしれないが、自分のことで
私たちが喧嘩をしてるのを、全部わかっていたからかもしれない

ラーメン帰り、けんさんが話す

怒らず、根気よく話して聞かせることも今までやってきた

怒るのをやめるだけでは進歩がない

俺たちが仲良くすることで、大方のことは改善されるんじゃないか

自分たちの悪いところばっかり真似するあやた

怒る怒らないの前に、自分たちのいいところを見せる

当たり前だしわかっていたことではあるけど、
改めて意識して変えていかないととのこと

この先夫婦喧嘩が全く無くなるかは別として、
気付いた時に行動にうつすことは大事。と思った

 










月曜日になって、やっと全員、今度こそ復活の兆し 

























 











 













 











 













 











 










やっとあやたの目が開いた

ずっとあのままの目だったらと一時心配だった

けんさんにも、目に見える変化あり

 









すぐイライラしない怒らない

2人とよく話す

うんこ、渋らず連れて行く

だっこ、泣いても肩車など変化をつけてだましだましやる

変えようと意識しているのが見えた

 











 













 









「今回の連休は、実りあるいい旅だったね。」

彼は言った


しかし、これで終わるほど甘くは無かった


熱は下がったものの、床に就くと喘息のような
発作的に止まらない咳が勃発した私

失禁は止まらないし、本当に苦しい

けん 「咳はなるべく我慢しろよ。」

私 「我慢できない、無理!」

けん 「それを我慢するんだ!そうゆう激しい咳をすると
    喉に炎症が起きて悪化するんだよ!」

咳はそれからどんどん激しくなり、耐え切れず寝室から出た私

私だって出来ることならしたくないが、横になると止まらなくなる

果たして咳を我慢することは可能なのか

そもそも我慢しなくてはいけないものなのか?

疑問に思ったら止まらなくなり、iモード検索

出てきた

《我慢しないで、咳はしてください。
身体の防衛反応です、云々~》

寝室にその検索結果を見せに行くと、
カンカンに怒って飛び出してきた

けん 「困ったらすぐこうゆうもので情報を集めて
    信じるのは危険だ!現代人病なんだよ!
    ここにいる人間の言うことを信用しないで
    どうやって一緒に生きてくんだよ!!」

私 「我慢したら顔面が破裂しそうになる!我慢するのは無理!」

けん 「それは愚か者だ!愚か者!愚か者歌え。」(真顔)


愚か者を歌って許されるのなら、なんならマッチの物真似で
歌い上げたってかまわない

でも、挑発に乗って歌ったところで歌い損なのは目に見えていた

それ以前に、その時の私は喋るのも精一杯の喉調子

けん「とにかく、目の前にいる人間をもっと信用しろよ!!」


最後は、顔面の至近距離で目玉をかっぴらいて

フェイス トゥ フェイス!!!
と怒鳴って去って行った



フェイス トゥ フェイス = 「顔と顔を合わせて」

あってんのか間違ってんのかはわからないが、熱い

無駄な抵抗はやめよう


AM2:00 居間に残されて一人、当然の事ながらシラフ

私が今すべきこと、それは

フェイス トゥ フェイス の意味をYahoo知恵袋で
調べることではなく、

どっちの答えが正しいのかを
ムキになって突き止めることでもなく、

出そうな咳を飲み込む超人ワザをマスターすることでもなく、

中途半端に似てない愚か者を歌うことでもない


早く、風邪治そう…

白湯で喉を潤し、全員の寝息を確認してから
床に就いた、連休最後の夜だった